DXC Technology、スタートアップ企業との協業を通じて自動車および製造業界のAIによるイノベーションを推進

スタートアップ企業 Acumino、CAMB.AI、GreenMatterAI がAIによるイノベーションを市場に提供

DXCのSTARTUP AUTOBAHNとのパートナーシップに基づく協業

2025年9月3日米国バージニア州アッシュバーン発 －  フォーチュン500に名を連ねるグローバルなテクノロジーサービス企業であるDXC Technology（NYSE: DXC）は、自動車および製造業界向けにAIソリューションを開発するため、最先端のスタートアップ企業であるAcumino、CAMB.AI、GreenMatterAIとの協業を発表しました。この取り組みは、「Plug and Play」が運営するSTARTUP AUTOBAHNとの長年のパートナーシップの一環です。STARTUP AUTOBAHNは、モビリティ分野における先進的かつ有望なイノベーターと大企業との協業を促進する、世界的なイノベーションプラットフォームです。

DXC Technology グローバルインダストリー担当バイスプレジデントのKarim Jeribiは以下のように述べています。

「私たちは飛躍的な進歩をもたらすイノベーションを、グローバル規模で現実のビジネス成果へとつなげることを目指しています。STARTUP AUTOBAHNおよびそのエコシステム内の素晴らしいスタートアップ企業との協業を通じて、私たちはAIの実験的な取り組みにとどまらず、お客様が直面する喫緊の課題を解決することで産業を前進させています」

DXCはSTARTUP AUTOBAHNとのパートナーシップを通じて、これまでに100社以上の新興テクノロジー企業を選定し、25件以上のパイロットおよびお客様向けのプロジェクトを立ち上げ、イノベーションを現実の成果へと結びつけてきました。

Plug and PlayのパートナーであるSascha Karimpour氏は以下のように述べています。

「Plug and Playが推進するSTARTUP AUTOBAHNでは、世界中の最高水準のスタートアップ企業を業界のリーダーとつなぎ、現実でのインパクトを生み出すことを使命としています。業界がミッションクリティカルなシステムにAIを統合させる取り組みを加速させる中、DXCは早期のイノベーション推進とエンタープライズ導入の間のギャップを埋める、非常に重要なパートナーです。新興技術を共同開発、検証、普及させることで、企業がコストを削減し、市場投入までの時間を短縮し、競争優位性を獲得できるよう支援しています」

スマートファクトリーのためのAI搭載ロボティクス

シアトルに拠点を置くAIおよびロボティクスのスタートアップ企業であるAcuminoは、DXCと提携し、汎用的なロボット知能によってロボットタスクをより迅速かつ動的に展開し、広範な自動化を可能にする方法を探求しています。特にさまざまな製品を小ロットで生産する複雑な環境において、従来のロボットソリューションは硬直的または複雑すぎて、経済的に成立しにくいとされています。

2025年6月に開催されたSTARTUP AUTOBAHNの年次旗艦イベント「Expo 2025」において、Acuminoはドイツに本社を置く世界的なモーションテクノロジー企業であるSchaefflerと共同で進めている概念実証研究の初期成果を発表しました。Schaefflerは生産技術における最先端かつ豊富な経験を通して、包装自動化分野において極めて有用性が高い産業ユースケースを特定し、Acuminoの技術が持つ可能性を見出しました。AcuminoのAI搭載ヒューマン・イン・ザ・ループ型（人間が訓練プロセスに関与してAI学習を支援する方式）トレーニングシステムとDXCの大規模IIoT展開における専門知識を組み合わせることで、その成果を他の産業パートナーにも展開できるようになりました。これにより、ロボットは人間のような器用さで新しいタスクを迅速に習得し、インテリジェントで安全なロボティクスの導入を加速させます。

この企業間コラボレーションは、スタートアップ企業と業界リーダーの間で具体的なデジタルイノベーションをもたらしたインパクトのあるパートナーシップを表彰する「2025年 Global Plug and Play Innovation Award」を受賞しました。

グローバルなモビリティ分野における言語の壁を突破

ドバイに拠点を置くAIローカライゼーション企業であるCAMB.AIは、DXCと協力して、車両内での交通に関する翻訳を改善することを目的としたインテリジェントなAI搭載リアルタイム音声翻訳ソリューションを開発しています。

このソリューションは、リアルタイムな会話の翻訳、多言語の道路標識認識、交通ルール解説を通じて、複雑で多言語の環境を容易に走行可能な環境へと変えるもので、国際的なユーザーにとってより安全で自信を持ったドライビング体験を実現します。これらはすべて車両のデジタルコックピットに組み込まれます。

合成データによる製造効率の向上

ベルリンを拠点とするスタートアップ企業であるGreenMatterAIは、DXCと提携し、自動溶接検査の高度化を進めています。このソリューションは独自のデータ生成エンジンを使用して精密な合成トレーニングデータセットと事前学習済みコンピュータビジョンモデルを生成することで、手動でのデータラベリングを不要にし、実データに伴うボトルネックを解消します。

生産環境にシームレスに統合されたこのソリューションは、Vision AIアプリケーションのよりスマートかつ迅速な反復を可能にし、欠陥検出精度を改善し、全体的なプロセス最適化を推進します。再加工や修正にかかるコストを25％削減することで、自動化された品質管理の利点を製造業者が十分に享受できるようになり、年間数百万ドル規模のコスト削減をもたらす可能性を秘めています。

エコシステムにおける協業が生み出すイノベーションの拡大

これらの取り組みは、スタートアップ企業とのパートナーシップを活用し、具体的な成果をもたらすAI導入を加速するDXCのオープンイノベーション戦略を反映しています。

50年以上の経験を持ち、フォーチュン500企業のうち240社以上から信頼を得るDXCは、オペレーションの近代化、ITとOTの統合、スマートファクトリーの実現、コネクテッドかつ持続可能なモビリティの支援を可能にする製造、および自動車ソリューションを提供します。

DXC Technologyについて

DXC Technology（NYSE: DXC）は、世界をリードするITサービスプロバイダーです。世界中で革新に取り組む企業を支えるパートナーとして、ビジネスを前進させるソリューションを構築し、信頼を獲得しています。DXCのエンジニア、コンサルタント、テクノロジーの専門家は、重要なワークロードの管理、業務に即したAIの活用、セキュリティと信頼性の確保といった成果を重視しながら、お客様のシステムやプロセスの効率化・最適化・近代化をご支援します。詳細は DXC.comをご覧ください。日本における取組についてはDXC.com/jpをご覧ください。

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