「タクシー乗り場のリアルタイム混雑可視化」実証

~鉄道と二次交通のシームレスな移動に向けたニーズを検証~

 

2024年11月19日 日本・東京

・東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長: 喜㔟陽一、以下「JR東日本」)、DXCテクノロジー・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:西川望)、株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、執行役社長兼CEO:小島啓二)、大和自動車交通株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:大塚一基)、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:新宮達史)は「タクシー乗り場のリアルタイム混雑可視化」実証と題し、4か所のタクシー乗り場にて実証実験を行います。

・本実証実験では、株式会社ナビタイムジャパンの総合ナビゲーションアプリ「NAVITIME」より、東京駅八重洲口、東京駅丸の内北口、品川駅港南口、新橋駅汐留口タクシー乗り場の「リアルタイム混雑状況」などの情報提供を行います。

・東京駅八重洲口(2021年度)や品川駅高輪口(2022年度)での実証実験を踏まえ、複数箇所でのニーズを確認、社会実装を見据えた課題を検証します。

 

1.実証実験の概要

(1) 目的

複数駅のタクシー乗り場の混雑情報を可視化し、ユーザーの目的地までの行動計画の変化およびタクシー乗り場の混雑緩和を検証します。

 

(2) 名称

「タクシー乗り場のリアルタイム混雑可視化(2024年度)」

 

(3) 実施内容

・タクシー乗り場付近にカメラを設置し、データを取得・解析する。

・タクシー乗り場の混雑情報を「NAVITIME」アプリ上で、お客さまへ提供する。

※カメラで撮影した取得映像は、利用者数のカウントおよび混雑状況の可視化のみに使用し、映像データは人数集計後に即時破棄される為、個人情報は保存されません。

 

(4) 実施場所(4箇所)

東京駅八重洲口、東京駅丸の内北口、新橋駅汐留口、品川駅港南口

※新橋駅汐留口は深夜時間帯を除いての混雑情報の提供となります。

実証イメージ

(5) 混雑状況のご案内

本実証実験ではナビタイムジャパンと連携し、総合ナビゲーションアプリ「NAVITIME」より4か所のタクシー乗り場の「リアルタイム混雑状況」をご確認いただけます。(別紙PDF参照

「NAVITIME」アプリ上でのイメージ

(6) 実施期間

2024年11月下旬~2024年12月27日(金)

※提供開始の際は、SNS等で順次お知らせします。

 

2. 実証実験体制

(1) 実証実験の枠組み

本実証実験はJR東日本が設立した「WaaS共創コンソーシアム※」の実証実験のひとつとして実施します。

※「WaaS共創コンソーシアム」は、Well-beingな社会の実現に向けて、移動×空間価値の向上をめざすコンソーシアムです。https://www.jreast.co.jp/jrewcc/

 

(2) 実証実験メンバーと役割

 会社名 役割
 東日本旅客鉄道株式会社 実証実験事務局
 DXCテクノロジー・ジャパン株式会社 混雑状況可視化システム提供
 株式会社日立製作所 実証実験アドバイザリー
 大和自動車交通株式会社 アンケート調査・システム評価  
 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社   実証実験機器提供

 

(3) これまでの取り組みと今後

東京駅八重洲口や品川駅高輪口でも同様の実証実験を実施し、ニーズを検証しました。実証結果では、お客さま・タクシー事業者の8割以上から駅前タクシー乗り場の混雑状況が提供されるアプリを利用したいとの声があり、高い関心を頂くことが出来ました。また、他駅への展開を期待するお客さまの声も頂き、今回複数駅・複数乗り場での実証実験を行うこととしました。実証実験により、他箇所でのニーズ、行動変容を検証するとともに、一昨年度の実証を踏まえた、新たな課題を検証します。

本実証実験の結果を踏まえ、今後の社会実装に向けて検討を推進していきます。

 

【参考】

これまでの「タクシー乗り場のリアルタイム混雑可視化」実証に関するプレス

・東京駅にて「タクシー乗り場需要の可視化による交通行動の最適化実証」を実施(https://www.jreast.co.jp/press/2021/20220105_ho01.pdf

・品川駅にて「タクシー乗り場需要の可視化による交通行動の最適化実証」を実施(https://www.jreast.co.jp/press/2022/20221107_ho02.pdf

 

DXCテクノロジー・ジャパン株式会社
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