DXC Technologyと7AI、革新的なAI搭載のセキュリティオペレーションサービスの提供に向け提携
新たなエージェンティックセキュリティサービスは、自律型AIエージェントにより運用コストを削減し、より迅速な対応と防御範囲の拡大を実現
2025年、7AIのプラットフォームはセキュリティチームのアナリスト工数を224,000時間削減 — フルタイムのアナリストによる作業で約112年分、コストにして1,120万米ドルに相当
2025年8月4日 米国ネバダ州ラスベガス発 — フォーチュン500に名を連ねるグローバルなテクノロジーサービス企業であるDXC Technology(NYSE: DXC)と、エージェンティックセキュリティのリーダーである7AIは、DXC Agentic Security Operations Center(SOC)を立ち上げるための戦略的パートナーシップを発表しました。この分野の方向性を決定づける画期的なパートナーシップに基づき、DXCはアラートの取り込みから調査、復旧に至るまで、エンドツーエンドのマネージドセキュリティオペレーションに完全自律型AIエージェントを統合し、世界中のお客様に対してスピード、精度、防御範囲を強化するサービスを提供します。加えて、DXCは自社のSOC機能を最適化するために7AIのプラットフォームを実装しました。
今後数年のうちに、AIはセキュリティオペレーションを再構築し、SOCの中核タスクを大幅に自動化・変革すると見込まれています。DXCと7AIのパートナーシップは、従来の手動でのアプローチを超え、アラートのトリアージ、脅威の調査、インシデント対応などを自律的に処理する7AIの専門AIエージェントを活用することで、マネージドセキュリティサービスの提供方法を根本から転換するものです。
新しいDXC Agentic SOCは世界中のお客様に提供され、スピード、規模、コストなどのさまざまな側面で成果を定量的に改善します。7AIのプラットフォームを活用することで、DXC Agentic SOCは手動のアラート処理に伴う従来のボトルネックを解消し、1件あたり30分から2.5時間の調査時間を削減し、アナリストのリソースを浪費させる誤検知率を低減することが期待されます。
DXCのグローバルインフラストラクチャサービス部門プレジデントであるChris Drumgooleは次のように述べています。
「AIの活用は、効率の向上、人間のスキルの補強、そしてSOCの規模拡大を可能にし、増大するサイバー脅威に直面する中でより大きな価値を提供します。たくさんのツールや小さな自動化の積み重ねではなく、定量的により良い成果をもたらすインテリジェントなAIエージェントこそが、セキュリティオペレーションの未来を担っています。7AIとのパートナーシップを通じ、私たちは次世代のマネージドセキュリティサービスを切り開き、より優れた洞察、迅速な対応、そしてお客様に対する優れた防御を提供します」
7AIの顧客基盤全体で、同社のプラットフォームはすでにセキュリティチームのアナリスト工数を224,000時間以上削減しており、これはフルタイムのアナリストによる作業に換算すると112年分、生産し得る価値にして1,120万米ドル超に相当します。7AIによれば、同プラットフォームは2025年に顧客に対して1億米ドル以上の節約をもたらす見込みです。さらに、同社のDynamic Reasoning(動的推論)技術によるイノベーションは、事前に作成されたプレイブックやルールを必要とせず、これまでにない新たな脅威に対しても、リアルタイムで適切なアプローチによる調査を自律的に実行します。
お客様は、実装および継続的なサポートに加え、迅速かつ確実に復旧するためのインシデント対応および侵害管理サービスの面でもDXCのセキュリティ専門家の支援を受けられます。さらに、マネージドサービスの一環として、DXCの広範なネットワークは匿名化された脅威パターンやインテリジェンスを7AIに提供し、厳格なお客様データの保護を維持しつつ検知能力を向上させます。これには、お客様ごとの固有のニーズに合わせた包括的なガバナンス・リスク・コンプライアンス(GRC)サービスが含まれます。
7AIのCEO兼共同創業者であるLior Div氏は次のように述べています。
「数百社の顧客にサービスを提供し、25のデリバリーセンターで1日450万件のセキュリティ脅威を処理するDXCのグローバルなサイバーセキュリティサービスの規模は、当社のAIを前進させるために不可欠な実運用のデータ環境を提供してくれます。この実績あるセキュリティのリーダーシップと広範な運用サービスの組み合わせが、DXCをエンタープライズ市場に真にエージェンティックなセキュリティソリューションを提供する理想的なパートナーとしているのです。このパートナーシップは、セキュリティチームが具体的な成果のみに専念できる新時代に向けた私たちのビジョンを裏付けるものです。DXCのお客様は、各組織固有の文脈に沿ったセキュリティに関する理解を継続的に高めるAIエージェントを体験することになるでしょう」
DXC Agentic SOCの詳細は www.dxc.com/agentic-soc をご覧ください。
DXC Technologyについて
DXC Technology(NYSE: DXC)は、最新のIT環境への刷新、データアーキテクチャの最適化、パブリック・プライベート・ハイブリッドクラウド全体に渡るスケーラビリティとセキュリティを実現しながら、ミッションクリティカルなシステムを支え、グローバルに広がるお客様のビジネスをご支援します。DXCは、競争力や業務パフォーマンス、顧客体験価値のさらなる向上といった課題に挑む世界大手企業のお客様の信頼を獲得しています。DXCがどのようにお客様の成功と従業員の成長を実現しているかについてはDXC.comをご覧ください。日本における取組についてはDXC.com/jpをご覧ください。
7AIについて
7AIは、エージェンティックセキュリティのリーダーであり、専門AIエージェントを活用して重要なセキュリティ運用タスクを自律的に処理する、業界初のエージェンティックセキュリティプラットフォームを提供しています。2024年にサイバーセキュリティ分野のベテランであるLior DivとYonatan Striem-Amit(Cybereasonの創業者)によって設立された7AIは、セキュリティチームが受動的で手動中心のプロセスから、能動的で自律的な防御へと移行することを可能にします。同社のDynamic Reasoning技術により、AIエージェントは各セキュリティシナリオの文脈理解に基づいて意思決定を適応させ、誤検知を排除し、よりスピーディーに実行可能な結論を提供します。Greylock Partners、Spark Capital、CRVの支援を受ける7AIは、セキュリティリーダーがAI変革の最前線に立つことを支援します。詳細は www.7ai.com をご覧ください。
注記 本稿は、読者の便宜を図る目的で翻訳されたものであり、法的効力を有するものではありません。資料としてのご利用・引用に際しては、原本をご参照頂きますようお願い致します。原本(英語)はこちら。